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中国市場で活躍する日本人インフルエンサー(KOL)の影響力

中国SNSマーケティングでインフルエンサー(KOL)を探そうとしたとき、多くの場合、中国人インフルエンサー(KOL)を探すことでしょう。

ところが、実は中国で活躍している日本人インフルエンサー(KOL)もいるのです。その日本人インフルエンサー(KOL)は、中国人インフルエンサー(KOL)と同様に、大きな影響力を持っています。

この記事では、日本人インフルエンサー(KOL)の影響力やランキングなどについて、紹介していきます。

目次

中国市場で活躍する日本人インフルエンサー(KOL)の影響力

中国市場で活躍する日本人インフルエンサー(KOL)とは

中国市場で活躍する日本人インフルエンサー(KOL)は、日本人でありながら中国SNSなどを通してインフルエンサー(KOL)として活躍している人を指します。

彼らの出身は、俳優・歌手からスポーツ選手、サラリーマンなどさまざまです。

多くの場合は、ビジネスや結婚を通じて、中国と関わり合いを持つようになった方ばかりです。

そのため、ほとんどの方が中国語も流暢に話すことができます。

中国市場で活躍する日本人インフルエンサー(KOL)の影響力

日本人インフルエンサー(KOL)の中国市場に与える影響力は、中国人インフルエンサー(KOL)と同じように大きいです。

例えば、フォロワー数でみても、トップインフルエンサー(KOL)と言えるような日本人インフルエンサー(KOL)は多くいます。

彼らは、日本と中国の文化を理解し、中国人の笑いのポイントやニーズをうまくとらえています。

そして、中国人インフルエンサー(KOL)では出せない特色を生かして、中国で人気インフルエンサー(KOL)になっているのです。

実際に彼らのコンテンツを見てみると、日本人の目では、笑いのポイントがうまく理解できないことやわざとらしい演技が多く、視聴者側が恥ずかしくなることさえあります。ところが、中国人には新鮮で、とても興味深く見られているのです。

日本人インフルエンサー(KOL)トップ10の紹介!

中国でのインフルエンサー(KOL)の影響力がわかったところで、どんな日本人インフルエンサー(KOL)が活躍しているのか見てみましょう。

中国版TikTok抖音(Douyin)小紅書(RED)哔哩哔哩(bilibili)という中国3大SNSプラットフォームで活躍する日本人インフルエンサー(KOL)を見ていきたいと思います。

日本人インフルエンサー(KOL)ランキング‐中国版TikTok抖音(Douyin)

まず、中国版TikTok抖音(Douyin)における日本人インフルエンサー(KOL)トップ10を紹介します。

日本と同じように、中国には多くのSNSがありますが、中国版TikTok抖音(Douyin)は日本のTikTokに該当するSNSです。

ほとんどの仕組みや運用会社も同じですが、世界版と中国大陸版でプラットフォームが分かれています。

我々が見ているTikTokは国際版のTikTokです。

ここで紹介するのは、中国大陸版のTikTok上でのランキングです。

それでは、さっそくトップ10を見ていきましょう。

順位インフルエンサー名フォロワー数
1矢野浩二736万
2我不是黄毛595万
3小雨和雄大437.3万
4小粥🥣玩日本275万
5糖花241万
6福原愛196.3万
7樱花奈奈NANA133.5万
8Runa-涉谷瑠菜120万
9内山先生99万
10齐茉夫妇86万

※フォロワー数は2024年8月時点

日本人インフルエンサー(KOL)ランキング‐小紅書(RED)

次に、小紅書(RED)における日本人インフルエンサー(KOL)トップ10を紹介したいと思います。

小紅書(RED)は、日本のインスタグラムに該当するSNSです。

もともと日本の化粧品や旅行を中心として情報共有するプラットフォームでしたので、日本ともゆかりのあるSNSです。

それでは、さっそくトップ10を見ていきましょう。

順位インフルエンサー名フォロワー数
1混血爱酱(日本东京)80万
2小粥🥣玩日本75万
3美依礼芽_MARiA58万
4周周的中村君50万
5我不是黄毛49万
6洛洛和户村40万
7水谷雅子36万
8日本妈咪Alypo28万
9浅葱喵asagiinyo28万
10serababy28万

※フォロワー数は2024年8月時点

日本人インフルエンサー(KOL)ランキング‐哔哩哔哩(bilibili)

最後は、哔哩哔哩(bilibili)という中国Z世代から圧倒的な指示を得ているプラットフォーム上でのランキングです。

それでは、さっそくトップ10を見ていきましょう。

順位インフルエンサー名フォロワー数
1山下智博252万
2我不是黄毛196万
3WASU的纸偶155万
4松浦文哉-SPWZ社長150万
5kei和marin140万
6插画家斋藤直葵118万
7浩歌KOJI117万
8Eve_official111万
9木下佑香89万
10長野社長80万

※フォロワー数は2024年8月時点

日本人インフルエンサー(KOL)のコンテンツの特徴

実際に上位ランキングを見てみると、日中の風習の違いやアニメ、日本語などに関するコンテンツが人気なことに気付きます。

日本・中国の風習の違い

日本・中国の風習の違いに関しては、日本男性との付き合い方、中国男性と日本男性の違い、日本人の中国食文化への反応などのコンテンツがヒットしています。

例えば、松浦文哉-SPWZ社長、小雨和雄大、周周的中村君、小粥🥣玩日本、洛洛和户村、長野社長などのアカウントは、これらをメインコンテンツにしています。

【周周的中村君の小紅書(RED)アカウントトップページ】

洛洛和户村では、中国の激辛料理を初めて食べた日本人の反応をかわいく撮影し、ヒットしています。

【洛洛和户村の小紅書(RED)アカウントトップページ】

松浦文哉-SPWZ社長では、日本人男性と中国人男性の女性の扱い方を動画でうまく表現しています。

【松浦文哉-SPWZ社長の哔哩哔哩(bilibili)のアカウントトップページ】

ポイントは、中国人目線で、面白いと思わせる要素があることです。

ただ単に日本と中国の文化を対比させるだけでは面白くありませんが、実際の動画の中では、演者の顔や体を使った表現で面白おかしく視聴することができます。

アニメ

次に人気があるコンテンツは、アニメに関するコンテンツです。

直接アニメに関するコンテンツも人気ですが、コスプレなどのコンテンツが最も人気です。

例えば、插画家斋藤直葵やEve_official、WASU的纸偶は、アニメに関するコンテンツです。

【插画家斋藤直葵の哔哩哔哩(bilibili)のアカウントトップページ】

【Eve_officialの哔哩哔哩(bilibili)のアカウントトップページ】

我不是黄毛や糖花は、コスプレを来た演者が人気で、主に中国の男性を虜にしています。

【我不是黄毛の中国版TikTok抖音(Douyin)のアカウントトップページ】

日本語

3つ目に人気があるのは、日本語関連です。

例えば、山下智博、Runa-涉谷瑠菜をはじめとするほとんどの日本人インフルエンサー(KOL)が、日本語関連のコンテンツを扱っています。

「やばい」など教科書的では勉強しないが、漫画などでよく見る言葉を使ったコンテンツがヒットしています。

また、中国語のように聞こえる日本語などを動画にしたコンテンツが人気です。

日本人インフルエンサー(KOL)活用のメリットとデメリット

日本人インフルエンサー(KOL)の影響力の大きさが分かったと思います。

ここからは、日本人インフルエンサー(KOL)活用のメリットデメリットを検証してみましょう。

日本人インフルエンサー(KOL)活用のメリット

まず、メリットについて、主に3つあります。

連絡や連携が比較的容易

中国インフルエンサー(KOL)を活用する上で、最も難しいのが連絡手段や連携上の問題です。

中国インフルエンサー(KOL)を活用する場合、インフルエンサー(KOL)がLINEやメールを持っていないことや、日本企業とのやり取りに慣れていないことにより、コミュニケーション上のトラブルが起きやすいです。

一方、日本人インフルエンサー(KOL)であれば、日本式のコミュニケーションに慣れていますし、連絡や連携が容易です。

何よりも日本語でスムーズにコミュニケーションできる点が、大きいでしょう。

通訳を使った場合や母国語でないコミュニケーションの場合は、細かいニュアンスまで伝えることができることが難しく、「言った言わない」の問題に発展することがあります。

日本人同士のコミュニケーションであれば、そのような問題がほとんど起きないため、大きな安心感があります。

高い口コミ効果が期待できる

日本人インフルエンサー(KOL)に限らないことですが、インフルエンサー(KOL)による投稿は、高い口コミ効果があることです。

中国では、商品やサービス選択決定時に最も重要視されているのが、口コミです。

中国の消費者は、気になる商品があれば、広告や商品に表示されている内容をあまり注視していません。

その代わりに、口コミサイトや実際に使った人から商品・サービスの評価を重要視します。

中国SNSは口コミサイト化している部分があり、中国インフルエンサー(KOL)の評価が参考にされています。

中国インフルエンサー(KOL)によって紹介された動画が起爆剤となり、その動画のコメント欄などに一般消費者からの口コミも表示されます。

このように、口コミが口コミを呼ぶ状態をつくれるのが、インフルエンサー(KOL)活用の最も大きなメリットなのです。

バリエーション豊かにマーケティングできる

3つ目のメリットとして、日本人インフルエンサー(KOL)活用することにより、マーケティングのバリエーションを増やすことが可能です。

例えば、テレビコマーシャルであれば、どの芸能人にCMしてもらうかやどの時間帯に流すかなどによって、ターゲット層が絞られてしまいます。

CM一本の予算も比較的高額で、ターゲット層を広くしてマーケティングしたい場合は、大きな費用がかかってしまうケースがあります。

一方、インフルエンサー(KOL)を活用する場合は、インフルエンサー(KOL)一人当たりの報酬額はそれほど高額ではありません。

広告効果は別途考慮する必要はありますが、1万円前後で依頼できるインフルエンサー(KOL)もいます。

バリエーション豊かにインフルエンサー(KOL)を手配することにより、ターゲット層やマーケティングも自在に変化させて対応できるのです。

日本人インフルエンサー(KOL)活用のデメリット

デメリットについても見ていきましょう。

主なデメリットは、3つあります。

短期的な効果しかない場合がある

日本人インフルエンサー(KOL)活用しても、数日や数か月の短期的な効果しかないケースがあります。

原因としては、中国SNSの時流にうまく乗れなかったことや、投稿内容と実際のギャップが大きかったなどさまざまです。

いずれにしても、広告効果の確度を高めることはできても、必ずしもヒットすることは限らないことは理解しておく必要があるでしょう。

風評被害にあうリスク

過去に投稿依頼したインフルエンサー(KOL)が不祥事を起こし、それが火種となって、ブランド側にも悪い影響を及ぼすケースがあります。

それほど、インフルエンサー(KOL)の影響力が強かったことの裏返しですが、インフルエンサー(KOL)の影響に頼りすぎた結果でもあります。

インフルエンサー(KOL)の活用はあくまで起爆剤として使い、ブランディングやロイヤリティを高めることが大事です。

特に、日中関係が悪くなると、日本バッシングが良く起きます。

そのバッシングが、日本人インフルエンサー(KOL)に向けられるリスクは十分にあり、場合によっては、商品やサービスイメージにつながる可能性も考慮する必要があります。

インフルエンサー(KOL)を手配するのが大変

インフルエンサー(KOL)の手配は、簡単なことではなく、一定の時間とコストがかかります。

場合によっては、長い時間をかけて商談をしていたのにかかわらず、突然連絡が取れなくなることがあります。

インフルエンサー(KOL)個人が、契約管理から撮影まですべて行っていることがあり、個人の都合で、無責任に突然キャンセルを申し込まれることもあるのです。

そのようなリスク管理も含めて専門家にお願いしたいということであれば、外部委託を検討するのが良いでしょう。

外部委託については、下記の記事で紹介しておりますので、興味のある方は、ご覧ください。

最後に

以上、日本人インフルエンサー(KOL)の影響力やランキングなどについて、解説しました。

弊社は現在、中国版TikTok抖音(Douyin)・小紅書(RED)を活用した中国SNSの運用代行や、中国への越境ECの支援などのサービスを展開しております。

ぜひご気軽にご相談ください。

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