中国の動画共有サービス「bilibili(ビリビリ / 哔哩哔哩)」は、若者を中心に人気を集めている非常に大きなプラットフォームです。この記事では、サービスの概要や、ビジネス活用について解説していきます。
bilibili(ビリビリ / 哔哩哔哩)とは? ー中国版ニコニコ動画
サブカルチャーに強い動画プラットフォーム
bilibiliには様々なジャンルの動画が投稿、共有されていますが、その中でもアニメ・ゲーム関連のいわゆるサブカルチャー系のコンテンツが充実しています。
そのため、若者を中心に非常に人気を誇り、現在では月間アクティブユーザーは1.7億人にまで上ります。
ユーザーによる投稿だけでなく、近年では公式のアニメチャンネルやドラマチャンネルも多く、日本の作品も非常に人気を集めています。
こういった特徴もあり、 「中国版YouTube」と呼ばれることよりも、 「中国版ニコニコ動画」と呼ばれることが多いです。
bilibili(ビリビリ / 哔哩哔哩)の機能
動画投稿・共有機能
bilibiliのメインの機能です。 YouTubeやTikTokの例に漏れず、bilibili動画も転載や違法アップロードが横行していましたが、現在では権利者と契約した公式チャンネルも多く、安全性を高めています。
クリエイター・インフルエンサーの存在
bilibiliにも、YouTubeやTikTokerのような動画クリエイター及びインフルエンサーは多数存在しており、「UP主」と呼ばれています。活動内容も非常に似ており、企業タイアップの動画制作などの活動をしています。
投げ銭機能:充電
bilibiliには、クリエイターを支援する投げ銭機能も備わっており、「充電」という名称で親しまれています。こちらの機能もインフルエンサーの活動を支える重要な機能です。
コメント・弾幕機能
bilibiliには、動画内にコメントを流す、という特徴的な機能があります。リアルタイムでのコメントのシェアであったり、演出として楽しむことができるのが魅力です。
こちらの機能もニコニコ動画との関連性があり、「中国版ニコニコ動画」と呼ばれる理由のひとつでしょう。
会員機能
bilibiliには会員制度があり、「登録会員」と「正式会員」と「大会員」の3つに分けられています。
会員登録なしでも視聴できる動画は多数ありますが、会員になることでさらに色々な機能が解放されます。
「登録会員」は、ひとまず会員登録ができたユーザーのことを指します。ブックマーク機能は使えますが、コメントの文字数が制限されます。また、動画の投稿はできません。
「正式会員」になると、動画の投稿や評価をすることができ、利用内容により会員ランクが上がるようになります。
「正式会員」になるためには、①招待を受けるか、②bilibiliのテストに合格することが必要です。
「大会員」はいわゆる有料会員のことを指します。有料会員限定の動画もあるため、非常に魅力的です。
bilibili(ビリビリ / 哔哩哔哩)のビジネス活用について
簡単にbilibiliの概要がわかったところで、今度はbilibiliのビジネス利用について解説していきます。
「UP主」を利用したマーケティング
bilibiliで活動する動画クリエイターを「UP主」と言いますが、その中でも人気のクリエイターは、KOL(Key Opinion Leader)と呼ばれる、日本でいうインフルエンサーと同様の存在です。
KOLマーケティングは、中国で集客する上で非常に有効な手段であり、企業、自治体ともに検討は必須レベルです。
様々なSNSやプラットフォームがある中で、アニメやゲームなどサブカルチャー系のビジネスを行なっている人にとっては、bilibiliはピッタリともいえるプラットフォームでしょう。
企業アカウントの開設・動画投稿
KOLマーケティングだけでなく、実際に企業のアカウントを運用するケースも少なくありません。
KOLマーケティングに比べて、爆発的、スピード感のある拡散力は劣りますが、ユーザーと密接に関わることができたり、潜在顧客を見つけやすいといったメリットもあります。
しかしながら、アカウントの運用と並行して動画の制作も行う必要があるため、全て自社で行うことになるとコストがかかり、またそれに見合った効果が得られないケースもあるため注意が必要です。
最後に
今回は、中国の動画共有サービス、bilibili(ビリビリ / 哔哩哔哩)について解説しました。
クレソン株式会社は、bilibiliを含む中国SNSやプラットフォームの運用代行から動画制作まで対応しており、多数の運用実績がございます。
ご興味ある方はお気軽にご相談ください。
クレソン株式会社 HP
https://creson.jp/
クレソン株式会社 サービス一覧
https://creson.jp/service/
クレソン株式会社 お問い合わせ
https://creson.jp/contact/